インターネットってどんなところ?
ブロードバンドの普及も手伝い、パソコンをインターネットにつなぐのはあたりまえの時代になりました。
90年代は、まだ接続時間で料金がかかっていたので、23時から8時のテレホタイム(固定料金の時間帯)に接続していたので寝不足の日々でした(笑)
しかし、現在はそんなことは考えなくても、高速な常時接続は当たり前という素晴らしい時代です。
しかしこんな時代でも、セキュリティに厳しい企業などでは、万全に対策されていないパソコンはネットワークに接続させてもらえなかったりします。 また、重要な情報を扱う部署などではパソコンでのインターネット自体を利用禁止とされている所もあります。
インターネットはパブリックな場所で、誰でも気軽に出入りできる大きな公園のような場所です。 その公園にはたくさんの利用者がいます。そして人が多く集まる所には犯罪者も多く潜んでいます。
そのような場所で重要な情報をやり取りしたり、極秘な商談を行ったりすることはありません。
家庭で必要なセキュリティ対策とは
インターネットに接続するための最低条件として以下の2つがあげられます。
- ファイアウォールを設置している事
- セキュリティソフトを導入している事
では、この2つの条件を満たしていないパソコンを使って、インターネット接続した場合どうなるのでしょうか?
例えるなら、治安の悪い国に旅行に行き、スラム街で首からカメラや財布をぶら下げてフラフラしているようなものでしょうか。 運が良ければ何事もなく過ごせるかもしれませんが、狙われたら為す術がありませんね。
ひとつめのファイアウォールについてですが、多くのご家庭においては、自宅でパソコンを利用する分にはあまり心配いりません。
契約しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)から提供されている、「ブロードバンドルータ」があると思いますが、これが「インターネットへの接続」と「ファイアウォール」を兼ねているからです。
特に何もしなくても、悪意のある攻撃をブロックしてくれます。
悪意ある攻撃とはどんなもの?
ただし、悪い事をする側も効率を考えています。
まず相手を特定せず無差別に攻撃し、対策の弱いパソコンを探します。それも自動的に。 ファイアウォールはこの無差別攻撃から守ってくれる第一の砦です。
ただし、パソコンを外へ持ち出して様々なネットワークに接続して利用する方は、ファイアウォールソフトの導入を考えたほうが良いでしょう。
せっかくインターネットに繋ぐのですから、ウェブを見たり、メールのやりとりをされると思います。
そんな時2つめの「セキュリティソフト対策ソフト」が必要になります。
ウェブを見るということは、インターネットにつないで、ウェブを公開しているサーバーに接続し、画像や動画、文章をパソコンに持ち帰ることになります。
持ち帰るデータに変な虫がついていないか調べるのがセキュリティソフトです。
無料のソフトから、そこそこお高いソフトまで色々ありますので、そのソフトが何を守ってくれるのかしっかり調べた上で導入しましょう