ブリタニカの英語教材「モクモク村のけんちゃん」が、iPad、iPhoneアプリとして販売されていることを知りました。
ぜひ、子どもに見せたいと思い、迷わず購入。
この名作「モクモク村のけんちゃん」をご存じでない親御さんのためにご紹介します。
30年以上前、子ども向け英語教材として登場
百科辞典で有名なブリタニカは、1970年代にカセット付き紙芝居で学ぶ英語教材として「モクモク村のけんちゃん」を発売しました。
当時、この教材は、ブリタニカの営業マンによる訪問販売が主な販売チャンネルだったようですが、認知度からすると、かなりの数が売れたのでしょう。
今では少なくなりましたが、当時、突然やってきたセールスマンが玄関先で教材を広げ、購入に至ったご家庭がほとんどだったようです。
当時、フルセットで買うと20万円したとか。
冒険に満ちた2時間30分の物語
【ストーリー】
モクモク村に住むけんちゃんという男の子が魔法の国へ冒険に行くお話です。
モクモク村は、遠くの山から流れてくる煙で汚され、村人たちはとても困っています。
勇気あるけんちゃんは、煙を流すものの正体を突き止めようと、一人で魔法の国へ向かいます。
ところが、そこで使われているのは魔法の国の言葉(英語)。
けんちゃんはさっぱりわかりません。そこへあらわれた九官鳥の九ちゃん。
九ちゃんに、魔法の国の言葉(英語)を教わりながら、だんだんと魔法の国の言葉(英語)を話せるようになります。
けんちゃんはモクモク村を救うことができるのでしょうか?
さあ!けんちゃんと一緒に冒険の旅へ出かけよう!
<引用:ブリタニカ・ジャパン>
2008年にパソコン用英語教材として復刻
発売から30年以上経過した2008年、当時この教材で英語に触れた世代が子どもを持つようになり、復刻を望む声に応える形での再登場となったようだ。
復刻版は、Windowsパソコンで動作するCD-ROM版、あの温かみのある絵の紙芝居と、音声をすべてデジタル化して発売されている。
物語にでてきた英語表現のおさらいや、単語のおさらいができたり、アルファベットの大文字・小文字と発音を学習できます。
ユニークな特典として、家庭のプリンターで絵と物語の台詞を印刷して、本物の紙芝を作ることができる仕様になっている。
現在も、ブリタニカ・ジャパンのオンラインショップで購入可能だ。
そしてiPad版、iPhone版として再びよみがえる
2010年にiPadアプリ、翌2011年にはiPhoneアプリとして復刻。
使い方はとっても簡単、シンプル
設定を「自動再生ON」にしておけば、話に合わせて絵(ページ)と音声が自動的に進んでいきます。
自分のペースで進めたい場合は、「自動再生OFF」にすることで、絵を一枚ずつ進めていくことができます。
また、各章ごとに、すべての絵が表示でき、好きなページを再生することも可能です。
筆者が今でも覚えているフレーズがこれ。
I beg your pardon? (もう一度言っていただけますか?)
しかし、このフレーズ。
今思えば、言い方によってニュアンスが変わるフレーズで難易度高め。
けんちゃんの声優さんは、小原乃梨子さんという方。
2代目の「野比のび太」の声をされていた方だそうだ。
とても印象深いストーリーなので、子どもの記憶に永遠に残る作品のひとつとなることは間違いないでしょう。
何より、英語の入り口として、センテンスのチョイスもすばらしいものです。
ぜひ、iPadやiPhoneで、この「モクモク村のけんちゃん」で英語を楽しんでみてはいかがでしょうか。
文句なしで、おススメです。
≪iPad版≫
≪iPhone版≫