チケット大手のe+(イープラス)がアカウントリスト攻撃の被害を受ける。

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チケット販売大手のエンタテインメントプラス(東京都品川区、略称イープラス)は、運営するチケット販売サイトで、約1万5千件の不正アクセスがあり、なりすましによる予約が190件あったと発表した。実際に代金を支払った会員はいなかった。

 同社によると、9月27~30日に約1万5千件の不正アクセスがあり、うち約1千件でなりすましログインが成功、190件で予約手続きまで行われていた。28日に会員から「身に覚えのない予約確認のメールが来た」と同社に問い合わせがあり、発覚した。

 同社は「サイトから会員のメールアドレスやパスワードが流出した形跡はなく、他のサイトなど何らかの方法で入手したパスワードなどが使われたとみられる」としている。

先日のバンダイナムコの件と同様の事件のようです。

不正ログインは、他のサービスのID、パスワードによる「アカウントリスト攻撃」

アカウントリスト攻撃については、以前の記事でも説明していますが、不正入手した情報を利用して次の攻撃を仕掛ける不正アクセスの手口です。

今回は、約15,000件の不正アクセスがあり、そのうち約1,000件でログインが成功してしまっています。
約7%の確率で不正ログインが成功してしまうのですから、犯人にとっては効率が良いという事になります。

当サービスから連絡を受けたユーザーは、すぐにパスワード変更を

今回の不正ログインは他社サービスから流出したと思われるID・パスワードが使用されています。

他社サービスと同一のパスワードを利用しているユーザーは、異なるパスワードを設定するようにしましょう。

また、イープラスでは、同様の被害に遭わないよう以下のようなお願いを提示しています。

《1》「申込み状況照会」にてご自身のお申込み状況をご覧のうえ、不審な申込みがないかご確認ください。

《2》パスワードは定期的に変更していただくことをおすすめいたします。

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