1. 有害サイト
ポルノサイトや反社会的なサイトなど子どもに不適切な有害サイト。それが悪いモノとわかっていても好奇心からそのようなサイトへ立ち入ってしまうことは親として防がなくてはいけません。
2. 犯罪を助長するようなサイト
犯罪の手口や方法を解説するようなサイトや、またそのようなコミュニティから犯罪者へコンタクトしてしまったり、自らが加害者になってしまう可能性も否定できない。
3. 虚偽の情報
虚偽の情報やウソ、デマ情報を流すようなサイト。子どもがそのような情報を信じてしまい、自ら虚偽情報の発信者となり信用を失いかねない。
4. 個人情報の漏えい
個人情報をコミュニティに書き込んでしまったことにより他者に悪用されることがある。住所や学校などが流出しえしまえば犯罪に巻き込まれる可能性もある。
5. 著作権の侵害
デジタル情報は複製・加工が容易であるため、著作物のコピーや配布をしてしまいやすい。しかしそのような知識のない子供が無断配布してしまった結果、著作権法違反で訴えられる危険性もある。
6. 悪徳商法
インターネットショッピングにおいて、以前はクレジットカードや代引きが主流だったため万が一このような詐欺にあったとしても被害が出るまでには至らないことが多かった、しかし現在、未成年でもコンビニ決済が出来るようになったため厳重に注意しなくてはいけない問題である。
7. 迷惑メール、違法メール
勧誘などのダイレクトメール、政治や宗教の宣伝メール、いたずらや嫌がらせのメール、不幸の手紙のようなチェーンメールなど、一方的に繰り返し送りつけられる迷惑メール。詐欺や犯罪に巻き込まれる恐れがある。
8. 不正アクセス・ウィルス
コンピュータへ無断でアクセスしたり、他人のログイン情報でサービスへアクセスすることは法律で禁止されており、これを犯した者は懲罰としては懲役や罰金などが課されることもある。
逆に自身のコンピュータへ侵入されないように防御する必要がある。
9. 他者の誹謗・中傷
匿名で書き込みができる電子掲示板などでは、特定の人物の実名をあげ、その人物に関する非難や暴露などが頻繁に行われている。近年匿名な事を良いことに、ふざけて犯罪予告や著名人への殺害予告などをしたことにより検挙される事件が後を絶たない。
逆に子どもが誹謗中傷されれば、その精神的負担は計り知れないものがある。
10. 心理的悪影響
有害な情報は、子どもの精神的発達だけでなく、価値観やモラル、人格形成に悪影響を及ぼすおそれがある。特に、暴力や性に関する情報の中には子どもに不適切な内容のものが多く、暴力や性に対する子どもの意識を著しく歪め、健全な心の発達を阻害される。
一方、ネット上での仮想的な人間関係に没入し、生活上の支障を引き起こすネット中毒や依存症状の事例も多く見られる。また、家族や友人とコミュニケーションを持つ時間が減り、孤独感が高まる、抑うつが強まるなど、心の病気を招く恐れがある。