サムスン製スマートフォン「GALAXY S4」に、ハッカーによる機密データの傍受を容易に可能にするとされる脆弱性があることを、イスラエルの研究者らが突き止めた。
脆弱性が確認されたのは、Samsung独自のセキュリティプラットフォーム「Knox」を実装した端末。
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KNOXとは?
KNOXは、Samsung独自のセキュリティプラットフォーム。
高度な暗号化、VPN機能、業務データから個人データを分離する手段などを提供する。また、KNOXによりIT管理者は特定の方針を通じてモバイル機器を管理できるため、サムスンは、これが「BlackBerry」に代わるものとしてセキュリティに敏感な顧客に訴求することを期待している。KNOX対応の機器は、すでに米国防総省によって政府利用の承認を受けていた。
KNOXは、携帯電話向けの最先端のセキュリティ主導インフラだが、この脆弱性とされるものによって、悪意あるソフトウェアが電子メールを追跡したりデータ通信を記録したりできるようになる、と研究者らは述べている。