バンダイナムコの子会社で子供向け玩具メーカーのメガハウスから、女子小中学生向けのスマートフォン「Fairisia (フェアリシア)」を2014年7月下旬より発売されることを発表しました。
機器本体価格は22,990円(税別)、専用SIMカードの初期登録料が3,000円、月額利用料が通信量1GBまでで2,390円(初月無料)となっている。
全国のトイザらスをはじめ、玩具店・百貨店・量販店の玩具売場で販売される予定だ。
女の子が好みそうなデザインを採用
小学校高学年ともなると、習い事や塾、外出も多くなり、携帯電話の使用を検討する家庭も増える事だろう。
デザインもおもちゃっぽくない本物のスマートフォンに近いシンプルなデザインに仕上がっていて、ボディカラーはラベンダーとホワイトの2色を用意している。
低価格SIMカードをセット販売
Fairisia 機器本体価格は、24,829円(税込)。
Fairisia (フェアリシア)はAndroid 4.2を搭載しており、ネットワークはセット販売されるSIMカードのみ利用できるようになっているようだ。
セット販売されるSIMカードは、ドコモの通信網が利用できるIIJmioのSIMカード。
まず、本体以外の費用として、事務手数料として3,000円掛かる。
毎月発生する費用として、基本料金とデータ通信(1GB)とIP電話や遠隔ロック機能、セキュリティアプリ、ブルーライト削減アプリを含む「安心パック」込みで月額2,390円となる。
通話
通話にはIP電話アプリを用い「050」で始まる固有の番号が与えられ、「Fairisia」同士の通話料は無料。
その他、固定電話へ8.4円/3分、携帯電話へ16.8円/分となっている。
データ通信
データ通信容量は月間1GBまでとなっており、それを超えた通信は速度制限が掛かる仕様。
速度制限を解除できるオプションも用意されるようだが、料金は未定とのこと。
30種類以上の専用のアプリを用意
玩具業界ではスマホ型玩具が小学生女児に人気商品となっており、小学生の中でも生活スタイルが変わるのが10歳ころからと言われています。
「Fairisia (フェアリシア)」には、購入してすぐ使える30種類以上のアプリが搭載されている。
「あんしん・あんぜん」機能は大丈夫?
保護者によるペアレンタルコントロール機能を搭載している。
利用制限の設定や、保護者のスマホ等から遠隔操作でダウンロードしたアプリを確認することもできるなど、家族で決めたスマホの利用ルールを簡単に設定できる機能を備えているようだ。
ほかにも、アプリの利用制限や利用時間の設定が可能。
紛失時データ消去、GPS探索機能、ウィルスチェックやブルーライト削減機能なども装備されているなど、子供にスマートフォンを持たせる不安を取り除く対応も取られているようだ。
LINEが利用できるかどうかは注意が必要
家族でLINEの利用を想定されている場合は、注意が必要かもしれません。
通常、LINEのユーザー登録には、携帯電話番号とSMSが利用できる必要があり、また、LINE IDの登録・検索には、通信キャリアによる年齢確認が必要となります。
IIJmioのデータ専用SIMの利用に限定されているため、電話通信業者網の電話番号は付与されません。
そのため、LINEサービスの新規登録ができない可能性があります。
1つの端末で複数のSIMを使うことはできますか?
1つの端末では1つの電話番号しか登録できません。
LINEでは、端末情報と電話番号の組み合わせで認証を行っているため、SIMを差し替えるたびにLINEの登録情報がリセットされることになります。
※(追記)フェアリシア公式ホームページQ&Aによると、IP電話の電話接続認証によって「LINE」が利用できるようです。
Q:LINEはできますか?
A:出来ます。LINEをダウンロードしてIP電話の電話番号を入力し電話接続による認証を行ってください。
【フェアリシアQ&A】