裸の画像を送った小中学生4人を補導。3DS「いつの間に交換日記」で。

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携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」で小学生の女児に裸の写真を送信させたとして、県警は、愛知県豊橋市西七根町、会社員の男(44)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)容疑で水戸地検に書類送検し、同じ非行内容で県内外の小中学生4人(当時12〜13歳)を補導したと発表した。

引用:毎日jp

ニンテンドー3DSで、小学生に人気の無料ソフト、「いつの間に交換日記」を使い、小学生女児2人(当時11〜12歳)に裸の写真4枚を送信させたとされ、容疑者は書類送検された。

また、捜査過程で、当時11〜15歳の女児らへのわいせつ行為も発覚。県警は男4人を強姦(ごうかん)や強制わいせつなどの容疑で逮捕されている。

任天堂は同ソフトの『いつの間に通信』を突如停止していた

任天堂から、突如下記のようなお知らせが発表されました。
この事件を受け、対応したものと思われます。

ニンテンドー3DSソフト『いつの間に交換日記』および
『うごくメモ帳 3D(フレンドうごメモギャラリー)』サービス停止のおしらせ

弊社は、未成年者を含む一部のお客様がインターネットの掲示板で見知らぬ人とフレンドコードを交換し、ニンテンドー3DSソフト『いつの間に交換日記』および『うごくメモ帳 3D(フレンドうごメモギャラリー)』により、公序良俗に反する写真が送受信されてしまう事例が発生していることを把握し、防止策について検討をしてまいりました。

しかしながら、現状ではこれらのサービスにおいてはすべてのお客様に安心してご利用いただける環境を提供することが困難と判断し、本日をもってインターネットを利用した写真の送受信が可能な下記のサービスを停止することにいたしました。

ご利用いただいている多くのお客様には大変ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんが、未成年のお客様のご利用も多いことを考慮し、判断をいたしました。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

今後、弊社では、未成年のお客様の安全を守るための「保護者による使用制限(ペアレンタルコントロール)」機能をより多くのお客様にご理解いただくための活動などにも、より一層取り組んでまいります。

・サービス停止日時:2013年11月1日(金)午前11時

停止するサービス:
1.ニンテンドー3DSソフト『いつの間に交換日記』 いつの間に通信を使った日記の送受信
対象地域:全世界のサービス提供地域
配信中の「とくべつな日記」も配信を終了いたします。

2.ニンテンドー3DSソフト『うごくメモ帳 3D』 フレンドうごメモギャラリー
対象地域:日本のみ(海外ではサービスを実施しておりません。)
ワールドうごメモギャラリーは引き続きご利用いただけます。

大人が知らない『いつの間に交換日記』で繋がる小学生たち

ニンテンドー3DSを手にした子供たち、しばらくの間は、面白いゲームに夢中になる事でしょう。

そのうち『すれちがい通信』機能によって見知らぬ誰かと接触する体験をすることになります。

【すれちがい通信】

すれちがい通信とは、ニンテンドー3DSを持った人同士がすれちがったときに起こる通信機能のこと。
街中や電車の中など、人の行きかう場所で、ほかのニンテンドー3DS本体を自動的に探し出し、情報のやりとりを行います。

事件で紹介されてしまった『いつの間に交換日記』は、小学生の間で大人気の無料ソフトのひとつです。

以前は、ダウンロードしてインストールする必要がありましたが、2012年5月以降に出荷されている3DS本体(3DS LL含む)には、同梱のSDカード内に『いつの間に交換日記』がプリインストールされています。

このソフトは、タッチペンによる手書きの日記をフレンド登録した相手と、『すれちがい通信』の範囲内で交換することができ、その日記に対してコメントを送ることができます。

しかし、10月までは『すれちがい通信』以外に、『いつの間に通信』でも日記の交換を行うことが出来ていました。

『いつの間に通信』とは?

【いつの間に通信】

ご自宅やニンテンドーゾーン、無線でインターネットにつながる環境なら、ニンテンドー3DSはゲームの追加データや3D映像コンテンツなどいろんな情報をあなたの知らない間に受けとることができます。

とても便利な機能ですが、この機能を有効にしたニンテンドー3DSはただのゲーム機ではなくなります。

制限される前の『いつの間に交換日記』では、この『いつの間に通信』機能により、離れた場所でも日記を送ることが出来ていました。

事件からを学べること

『いつの間に交換日記』、『うごくメモ帳3D』では、【いつの間に通信】機能による、インターネットを利用した通信を禁止しました。

しかし、これらのソフトを利用しなくても、「フレンドコード」を交換することでフレンド登録してしまえば、様々なゲーム上でインターネットを通じてコミュニケーションをとることが可能です。

この事件では、保護者は『いつの間に通信』に制限をかけていたにもかかわらず、子どもによって制限を外されてしまっています。

保護者の制限は4ケタの数字によるパスワードにより保護されており、親が決める4ケタの数字に果たしてセキュリティがあるかどうか不安に思う事もあります。

誕生日?
同じ数字の羅列?

もはやそれはパスワードの意味をなしていません。

安易に推測できるパスワードで保護されているご家庭は、ぜひこれを機会に見直されてみてはいかがでしょうか。