auからキッズ向けケータイ「mamorino」シリーズから、腕時計型ケータイ「mamorino Watch」が発売されることが発表されました。
すでに2015年3月にNTTドコモより発売されているウェアラブル端末「ドコッチ 01」と大きく違うのは、国内初「通話ができる」点だ。
就学前や小学校低学年くらいの子どもに、ケータイを持たせるのは抵抗があるが、安全は見守りたいという親御さんには注目のアイテムになりそうだ。
「mamorino」新機種は、腕時計型ウェアラブル端末
auのキッズケータイラインナップと言えば「mamorino」シリーズ。
これまでのキッズケータイの欠点として、「小さいので置き忘れる」、「かばんに入れるので肝心なときに気がつかない」、「子どもがなかなか持ち歩いてくれない」、「首にかけるストラップは引っ掛けると危険」といったママの声を反映し、新機種では携帯電話型ではなく腕時計型として発売することになったようだ。
通信機能を備えた子供向け腕時計デバイス
「mamorino Watch」は、通信機能を備えた、タッチパネル対応約1.4型液晶を装備した腕時計デバイスで、VoLTE対応の音声通話機能を搭載する。
さらに、音声による操作補助機能を備えており、あらかじめ設定された言葉を使った音声操作によって、通話やSMSを簡単に利用できるという
メーカーは「ソフトバンクみまもりケータイ」などを手掛けるZTE社製。
気になる防水・防塵・耐衝撃性能は大丈夫?
子どもに持たせるものとなると、機器の水没や落下など気になる所だ。
仕様を確認すると、IPX5/IPX7相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能、米国防総省が測定した「MIL-STD-810G Method 516.6: Shock-Proceduer IV」に準拠した落下試験をクリアした耐衝撃性能を採用している。
気になる防犯機能は?
子どもの居場所確認や迷子防止機能を搭載
「安心ナビ」を利用することによって、子どもの居場所をかんたんに確認することができる。
また、専用アプリである「mamorino Watchナビ」を保護者のスマートフォン/4G LTEケータイにダウンロードすると、子どもが離れたことを知らせる「はなれたらアラーム」をご利用することができる。
搭載されている防犯ブザーは、機能設定のON・OFFが可能となった。
例えば、ブザー音を鳴らさずに音声発信だけを行うように設定するなど、用途に合わせた利用方法を選ぶことができる。
声だけで電話がかけられる音声操作機能
タッチパネルからの操作に加えて、あらかじめ設定した音声によって、電話をかけたり、メールを送ったりすることができる。
たとえば、外出先で親とはぐれてしまったときや、ひとりでおつかいにいって迷子になってしまったときでも、「ママに電話」と「mamorino Watch」に話しかけるだけで、すぐに母親に電話がつながる。たとえ操作方法がわからなくても電話をかけることができるので、小さな子どもでも安心して使える。
「mamorino Watch」の本体価格と料金プラン
「mamorino Watch」の本体価格は?
mamorino Watch本体価格は、現時点で未定となっているが、割賦でリーズナブルに、家計へあまり負担をかけない料金と端末価格で検討しているとのこと。
気になる「mamorino Watch」の料金プランは?
料金プランは、小学生以下の利用者を対象にmamorino Watch専用の月額998円(2年契約の誰でも割適用時)のプランが提供される。
家族間であれば国内通話やSMSが24時間、追加料金なしで利用可能。auの携帯電話宛てについては、1時~21時の間、無料で通話可能だ。
LTE NETの利用料はかからないが、データ通信は最大128kbpsとなる。
このプランには「アップデートプログラム(ジュニア)」が無料特典として用意される。
18カ月以上、mamorino Watchを利用すれば、その後機種変更する際、mamorino Watchの割賦代金の残りが無料となる。
ただしアップデートプログラムが適用されるのは36回払いを選んだ場合に限る。
公式アクセサリー
au公式アクセサリー「au +1 collection」では、家の鍵・小銭・カードなどを一緒に持ち歩けるランドセル用ポーチ、お子さまの目を守るブルーライトカット機能付き保護フィルムなど、「mamorino Watch」を安心安全に使用するための専用アクセサリーが用意されている。