先日取り上げたニュース「ロジテック製ルータから、OCNユーザー756件のログイン、パスワードが流出」ですが、「NHKニュース」でも取り上げられたようです。
家庭のネットIDなど悪用被害150件超
一般家庭からインターネットに接続する際のIDやパスワードが盗まれ、銀行やゲーム会社などへのサイバー攻撃に悪用される被害が、ことしに入って150件以上に上っていることが分かりました。
無線LANなどを利用するための機器の欠陥が悪用されたとみられ、インターネットプロバイダーが注意喚起を始めました。<引用:NHKニュース>
原因はルーターのソフトウェア不具合
このIDが盗まれた原因のほとんどは、ルーターのソフトウエアの欠陥によるものです。
すでに、NTTコミュニケーションズでは、この機器を移用している、およそ4600人の顧客に、電話や手紙で注意の呼びかけを始めたとのことです。
NTTコミュニケーションズの担当者によると、
「パソコンやスマートフォンだけでなく、周辺機器のセキュリティー対策も必要になってきている。被害を防ぐために、ルーターなど接続機器のソフトを最新の状態にするとともに、パスワードも変更してほしい」
と話しているようです。
インターネットに接続された機器、全てがはらむ危険性
今回、問題になったのは「ロジテック製ルータ」でしたが、他の危機にも同様の危険性が無いとは限りません。
このような、セキュリティリスクから身を守るためには、機器の動作を制御しているソフトウェアをマメに更新することが、大切になってきます。
今後は、パソコンやスマートフォンに限らず、ゲーム機や家電も次々にインターネットにつながる時代です。
ソフトウェアの自動更新機能などを、上手に利用して、更新を怠らないよう気を付ける必要があると思います。