総務省では、全国22の公立・私立の高等学校等の1年生約3,700人に対して、インターネット・リテラシーを測るテストと共に、アンケートを実施し、青少年のインターネット・リテラシー指標として取りまとめました。
調査結果から、インターネット・リテラシーを測るテストの正解率は70%と昨年度(69%)よりわずかに上昇した。
スマートフォン保有は、全体の88%
保有するインターネット接続機器については、スマートフォンが全体の88%と昨年度(84%)より上昇していることがわかった。
スマートフォンの利用については、平日と比べて休日の方が長時間利用する傾向がみられる。
休日では2時間以上利用するという回答が73.5%、3時間以上が50.3%、6時間以上では平日の約2倍の15.7%となっている。
スマホやSNS利用の際の家庭でのルールとフィルタリング利用の相関
スマートフォンやSNSを利用する際に、家庭でのルールの有無についてのアンケートでは、家庭でのルールがあると答えた生徒は41.7%。
これに対して、家庭でのルールなしに利用している生徒は、58.3%と多い。
また、家庭のルールがある生徒のフィルタリング利用率は51.8%であるのに対し、ルールのない生徒のフィルタリング利用率は38.2%と低いことが読み取れる。
警察庁発表の「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成25年下半期)」(PDF)によると、児童に被害を及ぼした被疑者の9割以上は、最初から接触を目的に児童に近づいています。
そして、被害に遭った児童の9割以上がフィルタリングを利用していないことが報告されています。