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反転授業ってなに!?11月から佐賀県武雄市の公立小学校で授業が変わる?

      2014/03/06

佐賀県武雄市にある小学校で、2013年11月から新しい授業スタイルとなる「反転授業」の試みが始まる。

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photo credit: flickingerbrad via photopin cc

「反転授業」とは?
教師は、授業や講義の様子を事前に動画に収め、タブレットPC等に保存しておく。
生徒は自宅にタブレットPCを持ち帰り、この動画によって予習を行う。
学校での授業時間は、生徒たちが予習で得た知識を応用して問題を解いたり、議論を行ったりする時間とする。

公小学校では国内初の試みだそうだ。

まずは、市内1つの小学校のなかで1つのクラスにおいて、算数と理科各1コマ分のなかで「反転授業」が実施される。
反転授業の課題を検証し、拡大するかどうかを検討するという。

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生徒全員に、タブレットPCを配布することが前提

2010年度から市内2つの小学校4~6年生に対し、1人1台ずつタブレット端末(iPad)を配布しており、2014年度からは全小学生に、2015年度からは全中学生に広げることにしている。
武雄市の小中学校は16校、約4200人の児童生徒がいる。

また、佐賀県教育委員会は2014年度から県立高校の新入生全員にタブレット端末を持たせることにしましたが、1台5万円の個人負担が問題になっているようです

「反転授業」には、どのようなメリットがあるのか

授業時間に占める講義の時間を減らし、教師は生徒ひとりひとりに対して、よりきめ細かい対応をすることができる点や、自宅でビデオ授業の動画を何度でも繰り返し見る事ができる点があげられる。

理解度を深めるためには、「充分な基礎理解」と「得た知識を使った応用力」を養うことが重要であると言われている。
しかし、現状のコマ数という限られた授業時間の中で、基礎から応用まで全て詰め込むのは難しくなってきているのでしょう。

その点、「反転授業」により、授業と自宅学習による学習時間の確保と学習目標に合わせた時間の再配置が目的なのだそうだ。

また、「反転授業」では、詰め込み型の教育とは違い、授業では従来よりも一歩踏み込んだ内容を教えられるので、生徒の学力向上が期待できるという結果が出ているそうです。米国では、「反転授業」を実施する教育機関が増えており、米教育省の調査結果では、従来の授業より高い効果が出ているとのこと。

保護者にとっては、学校で行われている授業を、子どもと一緒に見る事ができ、現状そのような機会は、授業参観程度に限られているので、学校教育に一層興味を持つ、保護者が増えるのではないだろうか。

「反転授業」の、デメリット(課題)は?

学習の基礎習得は、家庭学習が基本となるため、保護者の協力が不可欠となる。
家庭環境によって学習の質に差が出る可能性などが懸念されているようだ。

また、教師の質も問われるだろう。
「反転授業」では、教室で応用的な課題を学ぶことになるため、これまでのノウハウが通用しない場面が想定され、対応できない教員も出てくるのではないだろうか。

小学校ならまだしも、中学・高校では、教員養成段階から対応出来るように整備する必要があるのではないかという心配もある。
教師によって、授業の質が今以上に開きが生じてしまう危険性も考えられる。

武雄市での「反転授業」導入テストには、教育関係者は大いに注目しているだろう。

大手通信教育サービスにおいても、タブレット導入が進む

通信学習サービスを提供する、ベネッセコーポレーションの「進研ゼミ」やジャストシステム社の「スマイルゼミ」等においても、続々とタブレット導入が進んでいる。

これらは、文部科学省で小中学生への1人1台の情報端末環境の整備が検討されていることも背景にあるではないかと思います。

佐賀県の導入によってテストケースが作られることにより、他の自治体においても、今後加速度的に情報端末環境の整備が進むのではないでしょうか。

関連記事:2014年4月より「進研ゼミ」で専用タブレット導入、自宅で参加型映像授業も -ベネッセ-

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